« | ★★★★ *声優関係* 「WEDNESDAY J-POP」 »

OpenSolaris 2009.06の新機能とSun Cloud

Posted on 2009/06/03 (水) 23:24
Filed Under ニュース, ZFS | | TrackBack | このエントリをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

サンのクラウドは、Amazon EC2とどう違うのか? − @IT
Sun Cloudは後発のアドバンテージとしてGUIでらくらくHadoopクラスタを構成できたりしてしまうのもすごさだが、OpenSolaris 2009.06に積まれたCrossbowもかなりすごそうだった。

 ZFSがファイルシステムという大きなサブモジュールをスクラッチで書き直したものであるように、「Crossbow」はネットワークモジュールを書き直したものだ。OpenSolaris 2009.06で初めて統合された。

 昨今のNICは、仮想化環境を想定して物理的なポートが1つだけであっても、独立した「レーン」が備わっていることがある。これらのレーンには個別にパケットバッファがある。こうしたNICの機能を、仮想化環境で最大限に生かすためにVNIC(仮想NIC)をサポートしたのがCrossbowだ。

 これまで仮想環境のNICへのパケットは、ホストOSやハイパーバイザがルーティングしていたが、VNICであれば、各仮想環境のNICは直接パケットを拾い出すことができる。これはセキュリティ上も、パフォーマンス上もメリットが大きい。

 Crossbowではソフトウェア的にレーンを用意し、ハードウェアレーンがある限りこれを割り当てる。もし、仮想サーバが増えてハードウェアレーンが足りなくなれば、足りない分はソフトウェアレーンに割り当てるようフォールバックする。

 Crossbowでは負荷が高くなったときのパフォーマンス低下を抑える「ダイナミック・ポーリング」の機能を実装しているという。パケット受信速度がパケット処理速度以下の場合には、各NICのパケットは割り込みによってCPUが処理するが、どこかのレーンで受信速度が処理速度を超えると、そこは自動的にポーリングモードに切り替わる。ポーリングモードでは、CPU(パケット処理用のスレッド)は一定間隔でレーンに蓄積したパケットを、パケットチェーンとしてまとめて受け取る。これはネットワークのスループットやCPUリソースの面で有利だという。

これは期待だ!

ところでウチの16発NASもOpenSolaris 2009.06にアップデートして一日経ったところで,いままで不安定だったSolarisCIFSの安定度がだいぶ高くなった感じ。

Comments

Leave a Comment

TrackBack URI :http://www.dcc-jpl.com/diary/2009/06/03/sun-cloud/trackback/

Name

Email

ウェブサイト

コメント

Recently


Categories


Archives


Wish list

宗子さんのほしい物リスト2015/5-