2024年10月時点の令和最新版ウチのバックアップ環境
Posted on 2024/11/01 (金) 2:52
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なんとなくうちのバックアップ環境。
主要ストレージは次の4つ。
・メインマシンのMac
・NAS & NAS BackUp
・仮想基盤Proxmox
・メイン録画機
Macは内蔵SSD 1TBに外付けHDD 5TBの構成。これを外付け6TB HDDでTime Machineでバックアップを取る。そしてクラウドバックアップのBackblazeを契約してまるごとバックアップしている。最も重要度の高いデータはDropBoxに入れておく。そうするとDropBoxサーバー、ローカル、Time Machine、BackBlaze、DropBox同期してる別のPCと5箇所に保存されてることになって安心。DropBoxに直接入れたくない機密データはCryptomatorとか使うといいんではないかと思う。
そしてメインのNAS。「40ギガビットイーサネットへの道 1(MikroTik CRS326-24S+2Q+RM導入編)」で書いた40GbE NICといま12TBx2と8TBx2が入ってる。FreeNASでZFSでミラーリングしたものがストライピングしてる。RAID 1+0のZFS版。毎日ZFSスナップショットを自動的に採取して保存期間は大体3週間くらい。
週次バックアップでNAS Backupにzfs sendで差分バックアップする。こっちは8TB x3の構成で冗長性はなし。スナップショット保存期間は大体1年分くらい。
これらは実データが一箇所に固まってるんで、万が一の被災時を考えてファイルリストを採取してDropBoxに入れてある。これはなかなか画期的なアイデアではないかと自画自賛中。クラウドバックアップすると6USD/TB月なんで月120USDかかる計算。そこまでは高すぎて出ないなと。
仮想基盤のProxmoxが動くこの8月に構築したサーバーはSSD 1TBx2とSAS 900GBx2がそれぞれミラーリングしてるだけ。そしてSSDは新品だったのに2か月で認識しなくなっていまRMA中。16日目。いつ返ってくるのか。
my new gear…
まだメモリ64GBしか積んでないから本稼働前に+128GB足そうかなと思ってるところ。
ハイパーバイザーにはProxmoxVEを利用予定。 pic.twitter.com/kqrl1SMoxX— 宗子 (@sorshi) August 4, 2024
そしてメイン録画機。8TBx4と6TBx2。これはDroboのBeyond RAIDにヒントを得て、全てのドライブを2TB単位でパーティションを切ってRAID5で連結して、それをLVMでつないでいる。mdadmはRAID5の拡張が簡単にできていいですな。RAID5はリビルド中にデータを失う確率が結構高いんで覚悟して運用すること。
参考リンク:「mdadm と LVM で作る、全手動 BeyondRAID もどき - 守破離」
残りのパソコンやいろんなものは冗長化もバックアップもない感じ。ストレージ飛んでも困らないような使い方をする。以前の記事で書いたRaspberry PiはスーパーキャパシタをUPSにしてぶち切りされたら検知してシャットダウンするようにすればmicroSDまず壊れない(と思う)。
参考リンク:「ImageCanvas Annex » Raspberry Pi Zero用 簡易UPSの作成」
モバイルディスプレイをMac miniにつないだら1600×1000がRetina表示にならなかったんで設定変更した話
Posted on 2022/08/18 (木) 19:42
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今まで使っていたバッテリ内蔵8.9インチモバイルディスプレイ DG-NP09Dが突然電源入らなくなってお亡くなりになったんで新しいのを買うことにした。
参考記事:「【西川和久の不定期コラム】2万円で買えるドスパラ製8.9型モバイルディスプレイ ~バッテリ内蔵、解像度1,920×1,200ドット - PC Watch」
持ち歩いた先で落ち着いて使うにはでかい方がよく、サーバーメンテや机の上に置いとく時には9インチくらいがよく、どうしよーかなーとゆー妥協の産物の結果13.3インチのAmazonで安かった「モバイルモニター 13.3インチ モバイルディスプレイ ARZOPA 軽量 薄型 2560*1600 2K WQXGA 薄型 ミラーリング・スマホ・XBOX ONEなど対応 Type-C/mini HDMI/スタンド付 IPSパネル 在宅勤務 金属製 GAMUT MINI」とゆーよくある中華製品を買ってみた。ウチが買ったときはセール中で13,563円。Amazonのリンクだけどアフィリエイトやらは発生しない。
スペックはUSB Type-Cとmini HDMIのよくある感じなんで特筆すべき点はなにもない。
ところがいままで8.9インチモバイルディスプレイをつないでたMac mini(2018)につないだらいちばん使いたかった1600×1000でRetina表示にはならずに解像度が切り替わってしまった。
ボケボケ!
これはがっかりとゆーことでRetina表示できるように設定を変えることにした。(当たり前だけど全て自己責任で)
具体的な手順はこの通り。「Sierra対応! MacBook Pro 13inch Retina を疑似解像度 1920×1200 で使う - yukirii blog」
そしてウチのMac miniには該当のディレクトリとファイルはなかったんで新規作成するんだけど、ベースになるのはこのサービスで作れる。
「Scaled Resolutions for your MacBooks external monitor | by codeclou」
ただここで作ったファイルはそのままでは使えない。試したところ今使ってる32ビットコードを実行できる最後のOS Mojaveでは演算ビット数が違うようで先頭16バイトを使うと上手く行くようだった。
解像度設定は疑似解像度1600×1000のRetinaで使いたい場合にはHIDPIにチェック入れて3200×2000と数字を入れる。
でうちで使ってるのはこんな感じ。
DisplayVendorIDが2ca2、DisplayProductIDが156だったんで、/System/Library/Displays/Contents/Resources/Overrides/DisplayVendorID-2ca2/DisplayProductID-156に書く。
<!DOCTYPE plist PUBLIC “-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN” “http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd”>
<plist version=”1.0″>
<dict>
<key>DisplayProductName</key>
<string>ARZOPA</string>
<key>DisplayProductID</key>
<integer>342</integer>
<key>DisplayVendorID</key>
<integer>11426</integer>
<key>scale-resolutions</key>
<array>
<data>AAAMgAAAB9AAAAAB</data>
<data>AAAQAAAACgAAAAAB</data>
<data>AAAPAAAACWAAAAAB</data>
</array>
</dict>
</plist>
結果。
めでたしめでたし。
そしてこのモバイルディスプレイは追従解像度のミニマムが720pまでだったよう。サーパーメンテに使ってたノーブランドのVGA-HDMI変換箱は480pかiかわからないものを出力してて写らなかった。 変換箱も買い換えねば。
追記:最近のOSでは/System/Library/Displays/なんたらのかわりに/Library/Displays/なんたらに配置する。
MacでjpegのzipをQuickLookしよう
Posted on 2021/05/04 (火) 14:49
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自炊派はjpgをzipしたファイルが大量にあるんではないかと思う。
ウチの環境だとzipファイルをQuickLookしてもたいした情報は出てこなかったんだけども、拡張子をcbzに変えてやるとSimple ComicがQuickLookしてくれることを発見した。
なんで、すでに類似製品あるのかしれないけども、拡張してzipでもプレビュー出来るようにした。
やったことは受け付ける拡張子にzipを足してビルドし直しただけ。
とりあえずすげー便利ではあるんでここに置いといた。
「Release 1.7.1-253の改造 · sorshi/Simple-Comic」
ウチの環境はx86_64のMojaveなんでそれ以外の人は適当に変更してビルドする必要があるかも。
最近の日記:Macでのアーカイバを「Keka」に乗り換えた。設定細かく出来てしかも早い。
CentOS 8 StreamがESXi5.5上でIllegal instruction (core dumped)で死にまくるのを解決するメモ
Posted on 2021/02/17 (水) 23:14
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現象としてはこの通り。
「linux - Illegal instruction (core dumped) after packages upgrade on Centos 8 - Stack Overflow」
ESXi5.5上で動かしていたCentOS 8 Streamがいつかのyumでupdate以来、yumにdnfもIllegal instruction (core dumped)で起動しない状態になっていた。
解決はyumもdnfも死ぬんで、http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/8-stream/BaseOS/x86_64/os/Packages/から
glibc-2.28-148.el8.x86_64.rpm
glibc-common-2.28-148.el8.x86_64.rpm
glibc-headers-2.28-148.el8.x86_64.rpm
glibc-devel-2.28-148.el8.x86_64.rpm
glibc-langpack-ja-2.28-148.el8.x86_64.rpm
をダウンロードししてrpm -Uvh *で更新して念のため再起動。
中古のThinkPad X1 Carbon 4th Genを買ってWWAN(LTEモデム)を内蔵した話
Posted on 2020/10/17 (土) 19:18
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長年17インチノートMacをメインマシンとして暮らしてきたのだけども、2011年を最後に17インチMacはなくなってしまったんで、メインマシンをMac miniに移行した。
しかし、やっぱりノートも欲しいなと思ってヤフオクで2016年モデルの中古ThinkPad X1 Carbon 4th Gen (20FB003KJP)のリファービッシュ品を安く買った。主要スペックは8GB RAM,192GB SSD,Core i5-6300U,14.0インチ1920×1080,1.18kgと言ったところ。
まずは定番のSSD交換をする。これは裏蓋を開けるだけで簡単。今回はCFDのCSSD-M2M1TEG1VNE 1TBを使ったけど、いまならWD Blackでいいかもしれない。
SSD増設の参考記事:「ThinkPad X1 Carbon(2016年版)を1TB SSDに換装、別物の快適さに! - AKIBA PC Hotline!」
(ウチのモデルは姉妹機だけどもPCIe 3.0 x4レーンだったようでSSDもそこそこの速度が出ていた)
で、ここからが本題。
このノートは海外モデルがWWAN(LTEモデム)を搭載していた関係でSIMスロットとWWANカードソケット(M.2.)を搭載してる。ということでWWANカードとアンテナ線を増設してどこでもインターネットを使える便利仕様にすることにした。
まずはすべてが書かれている日本語版ハードウェア保守マニュアル(PDF)を入手して読む。
手順がわかったら部品調達。
ウチは主にAliExpressとebayを使って次の部品を購入した。
・データ通信SIM:楽天モバイルの1年タダで使えるやつ
・LTEモデム:Sierra Wireless AirPrime EM7430(技適マークついてるやつ)
・LCDベゼル
・Lenovo純正アンテナキット
そして取り付け作業は基本的に保守マニュアル通りにすすめるんだけど、マニュアルによるとアンテナ設置のためにはシステムボード(マザボ)まで外して事実上ほぼ全バラをしなければならない。
これはめんどくさいんで、マザボ外さずにLCDパネルを裏っ返して乗せることで進めていく。
純正アンテナキットはピッタリ収まるんで、はめたら逆の手順で戻していく。(まだ戻さないで下を読む)
青い方のアンテナ線の通線が意外と邪魔で、サーマル・ファン・アセンブリーを外してその下を通した。(しかし裏蓋が微妙に浮いてる感のなきにしもあらず)
マニュアルにはLCDベゼルは使い捨てで剥がすと再利用出来ないと書いてあったが、ウチが試したところ意外と粘着力残ってて今のところは再利用ベゼルを使ってる。なんで一旦はLCDベゼルは買わなくてもいいんじゃないかという気もする。
そして最大の難関。
迂闊にも全部組んだところでおもむろに起動したらこのエラーが出た。
1802: Unauthorized network card is plugged in - Power off and remove the miniPCI network card.
System is halted
要するにLenovo BIOSは起動時にホワイトリスト方式で認定ハードウェア以外は通さないという仕様になってる。
しかも今回の場合は、Lenovo対応用のカードではない、X1 Caebon 4th Genは仕様としてEM7430搭載モデルはない、という二重苦でこれに対応しなければならない。
さっくりと試行錯誤の結果を書くと、ThinkPadのBIOSを最新化して、EM7430を取り外してWindowsを起動して、その後EM7430を接続して、ベンダーID、プロダクトID、ブートIDを次のものに書き換える。Lenovo品のEM7430はプロダクトIDが907bらしいのだけどこれだと通らないのでEM7455のプロダクトIDを書き込んでBIOSをだます。
vid 1199
pid 9079
bootid 9078
(もともとはvid 413c,pid 81cc,boot 81cb)
具体的な操作は「価格.com - 『LTEモジュールの後付け対応』 Lenovo ThinkPad X1 Carbon 20HRCTO1WW Core i7・8GBメモリー・256GB SSD搭載 価格.com限定 ハイエンドパッケージ のクチコミ掲示板」の一番下とそこからリンクされている「Sierra Wireless EM7345 initial setup | zukota.com」と「Sierra Wireless EM7455: how to make it work with an older Lenovo laptop | zukota.com」を参考に。
そして無事にAPN設定を入れて認識されたところ。ウチでは微弱な楽天モバイル電波を掴んでいた。
最後に、掴んでる回線が楽天モバイルかローミング先のKDDIかの判別方法。
シリアルポート開けるターミナルからEM7430のモデムCOMポートを開いて次のATコマンドを打つ。
at!getband?
掴んでるバンドを返すコマンドだけども、BAND3が返ってくれば楽天モバイル基地局、BAND18が返ってくればKDDI、のはず。(まだKDDIが返ってくる場所で試してない)
どっかにもっとらくちんな専用ツールがあったら誰か教えてください。
・おまけのはなし
ここまで順調に行ったように書いたが、最初にSSD交換前に裏蓋を開けようとしたら中古品の裏蓋を止めてるネジがなめってたんで裏蓋ごと新品交換した。(そして手に入ったきれいな裏蓋)
WWANは当初docomo MVNO版IIJ mio SIMとLenovoモデルEM7455を買って使っていた。EM7455と一緒に買ったサードパーティ製アンテナキットはコネクタ口が合わずに純正アンテナキットを買った。EM7455では1年間タダの楽天モバイルのローミング側KDDIのバンドに対応しないのでEM7430を追加で買った。
・さらにおまけのはなし
ThinkPad用にいろいろ買い足した便利グッズ
- レノボ・ジャパン ThinkPad OneLink+ VGA/イーサネットアダプター:このThinkPadはRJ45もVGAも本体には搭載してないので専用アダプタ。新品だったら付属してたのかも。
- Lenovo USB Type-C - スリムチップアダプター:この世代のThinkPadはまだUSB Type-Cを積んでないんでType-Cから電源コネクタに変換する純正アダプタ。
- マルチタイプACアダプタ USB Type-C 急速充電器 FREEWAY FW-ACPD65W-01/BK:軽いやつ
- Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports):多ポートのやつ
- バッファロー BSACT01BK : 電源タップ:間に挟む電源タップ
Raspberry PiでGNSSをクロックソースにするStratum1 NTPサーバーを作った話
Posted on 2020/10/14 (水) 0:20
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タイトルだけで言い尽くしてるんたけど、ぐぐると事例が星の数ほど溢れてる定番のやつ。
GPSを含むGNSS(ウチの使った基板は米国GPSとロシアGLONASSと日本QZSS対応)は安定したクロックソースを提供してくれるので原子時計のない一般のご家庭でもかなり精度の高いNTPサーバーを作れるという話。GNSS受信機にはPPSと呼ばれる1秒ごとのタイミングでものすごい精度の信号を出してくれる製品があってこれを利用するとより精度が向上する。
手順は基本的にこの通り。「Raspberry pi3とGPSモジュールを接続してNTPサーバを構築 - Qiita」
ラズパイは3B+を使用。
つまづいたポイントは、恥ずかしながら秋月電子のGNSSキットはモデルによってピンの並び順が違ってて、別のモデルの配線みててTxとRxを逆につないで「データ来ないなー?」と悩んで時間を無駄にしてしまったり。
https://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/GPS_GNSS_Software_Package.zip内のPowerGPS_user_guide_r1.00.pdfから引用
で配線して組んだところ。GNSSアンテナ線はSMAコネクタが、たまたま使ったケースのスリット幅とぴったり合ってて、強い力が加わっても基板側は保護してくれる感じになった。
使ったケースはアクリル板6枚組み合わせてるこれAcrylic Case for InnoMaker AMP Hat HiFi Audio Module Works with Raspberry Pi 4 3B B+ Pi2で横に開いてる空間から偶然GNSS基板に載ってるLEDも見えるようになって満足。
そしてこの記事「NTP: Building a more accurate time service at Facebook scale」を読んで、chronyええんかー、ということでntpdからchronyに。設定は日本標準時のようにうるう秒入れる設定ではなく、うるう秒挿入の前後に1秒をほんのちょっとずつ長くすることでうるう秒分を全体にまぶすLeap Smearingするように。
窓際の室内にアンテナを設置してgpsmonコマンドやcgpsコマンドで眺めていたところ、時間帯によっては掴んでる衛星数が0になってしまうこともあって、意を決してSMA延長ケーブル買い足してアンテナを屋外設置に。
とゆーわけで最終的にこんな感じに。
ブラウザで簡単にステータス見れるようにそっけないページも作った。(微妙に電力足りてない。そして意外とCPU熱い)
40ギガビットイーサネットへの道 1(MikroTik CRS326-24S+2Q+RM導入編)
Posted on 2020/06/28 (日) 12:36
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my new gear… pic.twitter.com/mfTGXCgBZZ
— 宗子 (@sorshi) June 25, 2020
というわけで自治体からもらった10万円で世界最安40GbEスイッチと名高いMikroTik CRS326-24S+2Q+RMを買うたった。(行動経済学にメンタルアカウンティングという話がありますが一旦忘れましょう)
10GbE(SFP+)×24ポート、40GbE(QSFP+)×2ポートの構成。しかもリダンダント電源。これで定価499ドル。
ついでにラックとリビングの間を光ファイバー配線に置き換えて、リビングにMac miniをつなぐため10GbE(SFP+)×4ポート、1000BASE-T×1ポートの格安10GbEスイッチMikroTik CRS305-1G-4S+INも追加した。
レビュー記事:「手のひらサイズで爆速10Gbps&冗長電源まで備える格安ルーター「MikroTik CRS305-1G-4S+IN」レビュー - GIGAZINE」
ここで最近の傾向と用語集(宗子調べ)
- 10GBASE-T
- 1000BASE-Tと似た、10Gbpsをツイストペアケーブルで実現する規格。Cat.6Aケーブルで100mまで配線可能。Cat.7とかCat.8とかは使うな。規格ができて14年経つ2020年の現代でも消費電力が下がらない、発熱が大きい、コストが下がらない、ケーブル引き直しが必要などまだまだ感が強く苦しい。あまりにも無理が大きかったため2016年に6Aじゃなくても利用できる2.5GBASE-Tと5GBASE-Tという妥協の産物が追加された。
- SFP+
- 10GbEでよく使われる規格。10GBASE-Tに比べて低コスト。配線にはトランシーバーを組み合わせるかダイレクトアタッチケーブルを利用する。安いので家庭向けに最適だが一部メーカーは自社製品しかつながらないベンダーロックがかかっている。
- QSFP+
- 40GbEでよく使われる規格。SFP+を4つ束ねて40Gbpsを実現した。やっぱりベンダーロックがかかっていることがある。
- トランシーバー
- SFP+やQSFP+に挿して物理層の接続を実現する。光ファイバーで接続するトランシーバーは光トランシーバーと呼ぶ。トランシーバーは80km伝送できるようなのも存在してるが家庭内で使うことはまれ。10GBASE-T SFP+モジュールのようなトランシーバーを買うと10GBASE-Tとして使える。
- ダイレクトアタッチケーブル
- トランシーバーとケーブルが一体化した近距離用の安いケーブル。家庭向けに最適。DACとも。長くても5mとか7mとか10mとか。
- アクティブオプティカルケーブル
- トランシーバーとケーブルが一体化した比較的安いケーブル。DACよりは高い。家庭向けに最適。AOCとも。
- FiberJP.com
- 配線部材などの格安中華通販。いろんな互換製品も売ってる。1週間くらいで届いて使いやすい。
- FS.com
- 配線部材などの格安中華通販。いろんな互換製品も売ってる。未使用。
40GbEの主な使用用途はESXiサーバーとiSCSIターゲットの間の配線。いまiSCSIとして使ってるhp Microserver G7だと40GbEの帯域なんか使い切れるわけはないんだけど、将来に機械入れ替えたときのための足回りの強化的な。いままでの1000BASE-Tは確実に帯域がボトルネックになってたし。
というわけでスイッチ2台とSFP+10GBASE-Tモジュールをeurodkに6/13 20:00頃注文。今回はちょっと早く欲しかったんで追加送料を払って世界中を3営業日で配達できるという触れ込みのFedEx Priorityを選択。
6/15 15:00(日本時間)頃に出荷された。
ところがトラッキングを見てると何故かフィンランドで数日止まってる。
そんなバカなとおもいメールフォームで問い合わせたり電話で問い合わせたりしたところ突然動き出し、結果的には北ヨーロッパ半周。
ラトビア、エストニア、フィンランド、スウェーデン、フランス、チャイナと「JALの美女カレンダーっぽいラインナップ」な国々を経由して6/25昼に手元に到着した。(irc #dameTunesでななおさんがゆってた)
届いたスイッチを眺めてみたところ、SFP+やQSFP+にはカバーもついてるし、日本仕様電源ケーブルも付けてくれてたんで即利用できる状態だった。
配線部材を頼んだFiberJPは6/13 20:00頃の注文で、「カスタムが必要な注文があるので3営業日必要」というメールが入り、6/18 12:09頃発送、06/23 14:00頃到着した。
そして後日FedExから税関での建替税金7,400円の請求書が来た。
「40ギガビットイーサネットへの道 2」へつづく!
メインプロバイダを「ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個」に乗り換えた
Posted on 2020/06/02 (火) 0:31
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今どきフレッツ光ネクストのプロバイダの乗り換えなんて話題にもならないだろうけど「IPoE接続で固定IPv4アドレスを1個付与、インターリンク「ZOOT NATIVE」で新プラン提供 - INTERNET Watch」を読んで、受付開始初日に乗り換えた。
もともとは2019/06にISP向けに提供がはじまった「transix IPv4接続(固定IP) | INTERNET MULTIFEED CO.」の再販版。
なにかといえば、IPv6はIPoEで、IPv4はグローバル1個を全ポートIPIPでIPv6トンネルを経由してIPv4の全サービスを使えるというサービス。いままではv4の全サービスを使おうとするとPPPoE経由となって速度が出ず、速度を求めてDS-LiteやMAP-Eを使うとv4アドレスでサーバー運用させることができないなど一長一短だった。
(もしかしたらすでにtransix IPv4接続(固定IP)を利用したサービスあったのかもしれないけど、いままで知らなかった)
「ZOOT NATIVE IPv4固定IP1個」サービス概要ページから引用
元のプロバイダからIPv6契約を解除するのに数十分、ZOOT NATIVEにサインアップしてIPv6が開通するまでに1時間弱かかった。
ウチのルーターはYAMAHA RTX1200なんだけどYAMAHA公式のIPIPトンネリング【設定例10:IPv4 over IPv6 IPIPトンネル接続 インターネットマルチフィード株式会社 transix IPv4接続(固定IP)】を見てそのまま設定できた。
パフォーマンスも出て、外からL2TP/IPSecでRTX1200にVPN接続もできたんで、満足して様子を見ていく予定。
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